知多半島視察報告
目的
近年の知多半島の砂浜におけるアカウミガメの上陸・産卵の報告などを受け、エコカフェが取り組んでいるアオウミガメ (絶滅危惧種II) の保護サポートの内地における展開および、かねてより半島という立地にある美浜町における里山活動などの環境教育・自然体験との協働の可能性について考察する。
日程
2008(平成20)年 5月 13日 (火)
視察先
- 美浜町役場および里山活動の実施フィールド
- 南知多ビーチランド
対応者
先方
- 山下町長、畑中副町長、日比総務部長、榊原経済環境部長、家田農業水産課長、沼田環境保全課長
- 長谷川南知多ビーチランド所長、浅井マネジャー
当方
事務局阿部、ほか 2名
概要
三浜町関係
町から「自然と共生する町づくり」を進めており、地域内の南知多ビーチランドなどの施設と連動したグリーンツーリズム、地域内の自然の資源を利用した再生可能な竹炭づくり、今後の利活用が期待される「町民の森」(8.3ha) の整備などの取り組みについて説明があった。
「町民の森」および里山保全活動地、アカウミガメが上陸・産卵する浜、少年自然の家などを視察した。
半島といった地域特性が独特の植生分布を展開し、古くから溜池による農耕水田が水生生物や里山、里地から里海といったコンパクトに「循環」と「共生」をテーマにした素晴らしい環境教育・自然体験のフィールドと思料された。
この地が有する地域資源の洗い直しと組合せによる新たな価値の創造など大きな可能性を感じた。
南知多ビーチランド関係
当施設は名鉄の子会社が運営する水族館であって、「ふれあい」をテーマにイルカやアシカを始め小動物を子どもたちに触れてもらうことを実践している。また、駿河湾に生息する水生生物の展示、紹介はもとより、スナメリ、カブトガニ、アカウミガメなどの調査研究を実施している。特に、アカウミガメの上陸・産卵の事例が、地球環境問題や生物多様性、種の保存などの関心の高まりと共に保護活動として取り組まれるようになってきている。
評価
南知多は典型的な海岸林の植生であって、町の花はツツジ、木はクロマツとなっている。すでに町が地域のNPOなど団体と連携している里山活動などを紹介したり、意見交換したりすることから始めたい。特に、「町民の森」は自然観察の森として大きな期待をしたい。南知多ビーチランドとはアカウミガメの保護活動と子どもたちの環境教育を組み合わせたプログラムの展開が期待され、協働の可能性に挑戦したい。
今後の取り組みの具体化に際しては、この地域における生態調査の実施および利用可能な自然の再評価など実態の把握と可能性の検証が望まれるが、エコカフェとしても地域の方々と共に前向きに取り組んで行きたい。
(報告責任者:阿部清美)
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