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第 2 回エコの寺子屋 @ 元立誠小学校

概要

事業種別

第 5 条第 1 項第 3 号
野生生物の保護及び生態系の保全に関するシンポジウム、イベントの開催事業

名称

第 2 回エコの寺子屋 @ 元立誠小学校

目的

「私たちの暮らしと自然環境とのつながり」 を大きなテーマとし、室内学習では 「食」 や 「健康」といった身近な事柄を、フィールド学習では、試験地内を散策し実際に触れる多様な植物を題材として、それぞれ地球の健康や環境保全を考えることを目的として開催した。

実施日

  1. 室内学習: 2007 (平成 19) 年 12 月 8 日 (土)
  2. フィールド学習: 2007 (平成 19) 年 12 月 9 日 (日) 【計 2 日間】

実施場所

  1. 元 立誠小学校 (京都府京都市中京区木屋町通蛸薬師)
  2. 京都大学フィールド科学教育研究センター 里域ステーション
    上賀茂試験地 (京都府京都市北区上賀茂本山 2)

実施者

  • 特定非営利活動法人エコロジー・カフェ 関西事務所
  • 京都大学フィールド科学教育研究センター

講師

  1. 西村和雄氏 (京都大学フィールド科学教育研究センター 講師)
  2. 柴田昌三氏 (京都大学フィールド科学教育研究センター 教授)

後援

  • 京都府
  • 京都市
  • 京エコロジーセンター

協賛

関西電力株式会社、佐川急便株式会社、株式会社ジェイ・エス・ビー、大和ハウス工業株式会社、株式会社村田製作所、株式会社ローソン (50 音順)

協力

京都アートカウンシル、京都R、島津製作所え〜こクラブ

行程表

8 日

時間 内容 詳細
14時00分 開始挨拶  
14時05分 講義
講義 1
講義 1
テーマ 【土の健康、作物の健康、そして人の健康】
講師: 西村和雄氏
有機農法についてや、おいしい野菜の見分け方のコツ、人体に影響を及ぼす農薬副作用の可能性などを中心に講義を展開。有機農業とは 『自然資源をいかに効率的に効果的に使用するか』 であると定義づけ、有機農業という言葉ゆえに起こりやすい誤りなどを提示された。
また、実際に野菜を手に持ち、ここを見れば美味しいかどうかが分かる、という形で見分け方を説明。講義終了後の質疑応答では、講義内容のみに限らず、参加者の家庭菜園に関する質問も受け付けられ、時間内におさまりきれないほどの質問が寄せられた。

講義 2
講義 2
<質疑応答 一例>
Q: 他の農園よりも育ちが遅いが、このままで良いのか?
A: そのままで良い。大きいだけが立派な野菜とは限らない。
Q: 先生が有機野菜を作られた中で、(講演にもあった) 共存してきた動物には何があるか?
A:すずめ蜂やカマキリ、蛙など。モグラも、共存することが出来る。等
(講義 約 1時間、質疑応答 約 30分)
14時30分 休憩  
15時40分 レクリエーション
すごろく
すごろく
ゴミをテーマとした "え〜この京路地すごろく" の実施
(製作: 京都 R、島津製作所え〜こクラブ)
環境問題やゴミ減らしの取り組みを、楽しみながらも、より身近に意識してもらうことを目的に、1 マス 1 マスにゴミ減らしに関する知恵やキーワードが盛り込まれたすごろくを開催。マスによってはカードを引いたり、使用するものもある。ルールは、最初に持参しているゴミを、マスを進めていくことによって減らしていき、最終的に最もゴミを減らした者が勝利となる、というもの。講義とはまた違った雰囲気の中で、参加者同士で自らの環境に関する取り組みを披露したりなど、意見交換の場となっていたのが印象的だった。
16時00分 京都 R 活動紹介 対談: 尾形浩一朗氏 (京都 R 副代表)
インタビュー形式で進行。最初に京都 R の活動を簡単に紹介したのち、すごろく作成までの経緯や、すごろくに関する思い入れなどをうかがった。すごろくの内容は京都 R の活動を元として考えられているため、京都 R としてはデータを提供したり、すごろくのスタイル (例えばカードを使う、最初に持っているゴミを減らすというルールなど) を考えたりという形で製作に加わっていた。また、京都を舞台にしたというようなこだわりも語ってもらった。
16時20分 終了  

9 日

時間 内容 詳細
11時 開始挨拶  
11時5分 講義開始
フィールド講義
フィールド講義
テーマ【上賀茂試験地の植生と樹木コレクション
−遺伝子バンクとしての機能と環境保全−】
講師:柴田昌三氏
上賀茂試験地の成り立ちや構造の概要、試験地内の代表的な植生に関する説明。上賀茂試験地の重要な活動のひとつである種子交換、また、現在里山として機能している試験地の自然のあり方などを、上賀茂試験地の変遷を交えて解説いただいた。また、近年深刻となっている、"マツ枯れ" という、マツが次々と枯れていく現象 (原因はマツノザイセンチュウという線虫によるもの) など、試験地や周辺の土地を悩ます問題について説明いただいた (約30分間)
11時30分 標本室見学 樹木の材鑑標本や、種子標本など、総計1万点の標本を収めている標本館を見学。その中から主に竹と松を取り扱い、竹の地下茎や花、松の多種多様なサンプルについての解説などがあった。(約30分間)
12時 昼食  
13時 試験地散策
フィールド散策
フィールド散策
上賀茂試験地内の数々の植生のうち、約 20 種類に関して解説があった。
その中で、試験地を悩ませている "ナラ枯れ" の問題にも触れ、昔と現代では生活様式が異なり木の使い方も変化したため、こうした "ナラ枯れ" が起こるのではないか、という説を展開された。また、試験地内には本来の自然のあり方を残した区間と、ある程度人の手が入れられた、いわゆる "里山" の区間があり、自然環境という側面からはどちらがよいのか、問いかける形で説明がなされた。
その他、単に散策するだけではなく、ひのきや桜の見分け方や、チャンチンモドキを実際に食すなど、触れ、味わい、香りを感じる、散策ならではの楽しみ方も教えてもらえた。マツの木の下では、マツボックリを集める参加者の姿も多く見られた。(約2時間)
15時 終了  
コバノミツバツツジ
コバノミツバツツジ
チャンチンモドキ
チャンチンモドキ
アカマツ
アカマツ

コメント

「食」 「健康」 等をテーマとした室内学習、「多様な植生」 や 「里山のあり方」 に触れたフィールド学習、2 つの学習を開催して印象的だったことは、参加者のこれらのテーマに対する関心の高まりである。メモをとったり時折頷くような受講の姿勢や、闊達な質疑応答からもそのような意識は垣間見え、今回の講座のテーマが有意義なものであったと感じられた。

集客告知に関しては、定員のべ 120 名に対し参加者のべ 51 名という結果となった。会場の広さや、講師の話の聞きやすさから考えれば適度な人数ともいえるが、方法や告知開始時期ではまだまだ改善すべき点はある。その他、準備段階での反省点を生かし、一方的に知識を与えるのではなく、参加者自らが 1 人 1 人考える場となる機会を今後も提供したい。また、環境保全などにあまり関心のない方でも気軽に参加し、少しでも意識をしてもらえるようなイベントにしていきたいと思う。

添付資料

  • 別紙 1: 参加者リスト
  • 別紙 2: 経費リスト
  • 別紙 3: アンケート集計結果
  • 別紙 4: 広告実施媒体リスト
  • 別紙 5: 掲載記事

以上
(報告責任者:関西事務所 大石倫子)

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